地すべり防止区域には、すべりの原因の1つである地下水位を低下させるため、地中に保孔管(塩ビ管・鉄管)を挿入し、あらかじめ開けておいたφ5mm程度の穴に水を集めることにより、地表に導いています。
しかし、数年が経過すると、水質や土壌の成分、鉄細菌により保孔管内の閉塞が進行し、集まる水量が減少することにより地下水位が上昇し、地盤が雨により不安定な状態に移行していきます。
この閉塞を除去し、集まる水を増加させ、地すべり防止区域の安定を図ります。
概要 | 4種類のノズルを順次挿入することにより、保孔管内部、及びストレーナー部を確実に洗浄し、保孔管内部に集まる水量を増加させます。 |
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施工フロー | ![]() |
使用機材 | 超高圧クリーナー、発電機、送風機、足場材 |
国土交通省 | 小坂野、亀の瀬、寒河江ダム |
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林野庁 | 産女川、金剛沢、由比寺尾、蔵王中央 |
水資源開発公園 | 滝沢ダム、味噌川ダム |
山形県河川砂防課 | 小倉地すべり、嶋の谷地地すべり、大綱地すべり |
東日本高速道路 | 山形管内、仙台管内、西会津トンネル |